Greeting
代表挨拶
100年の歴史を持つ「東京衡機製造所」と90年の歴史を持つ「東京試験機」が2015年に統合され、東京衡機試験機として新たなスタートを切りました。東京衡機試験機は、東京衡機グループの主力事業であり、日本のモノづくりを一世紀にわたり支えてきた伝統ある企業です。
当社は、お客様とのパートナーシップを大切にし、お客様の満足を最大の目標と位置付けています。そのために、社員のモチベーション向上を常に念頭に置きながら、21世紀の産業界に求められる新たな課題の解決に取り組んでいます。
当社は継続的なイノベーションと技術の発展に注力し、高品質な試験機の製造と提供を通じて、お客様のニーズに応え、ビジネスの成功に貢献します。
我々の目指す次の10年は、確固たる技術力を活かした試験機だけでなく、現実世界の試験データを基に、バーチャル世界で同様の試験機を構築するデジタルツイン技術によって、世界中のモノづくりをさらに推進することです。
代表取締役会長 小塚 英一郎
東京衡機試験機は、国内唯一の総合試験機メーカーとして、材料試験機と性能耐久試験機を製品ラインナップに持ち、創業以来、これらの試験機の開発、製造、販売、付帯サービスを通じて、産業界における安全性と信頼性の基盤を担ってきました。
1世紀にわたる実績を築いた今、試験機の本質を再考してみました。
試験機は、ユーザー様にとって製品の信頼性評価や研究開発において欠かせないアイテムです。試験機を利用することで生まれる材料、部品、製品、試験データは、私たちが使用するあらゆるものの安全性と信頼性に繋がっています。例えば自動車の場合、お客様の手元に届く前に、強度試験だけでなく燃費改善、電動化、軽量化、乗り心地、安全機能、耐久性、環境性能など、様々なテストを繰り返し行うことで、品質と信頼性を保証しています。
当社がこだわっている材料試験機と性能耐久試験機とは、以下のようなものです。
材料試験機は、金属、樹脂、コンクリートなどの素材レベルの試験ピースに対して、引張試験、圧縮試験、曲げ試験、衝撃試験、クリープ試験、プレス成型性試験、疲労試験などの標準的な試験を行うための装置です。
性能耐久試験機は、部品や組み立てられたユニット、製品に対して、実際の使用状況や運転時の状態を再現し、性能、耐久性、信頼性などを評価するために使用される装置です。
当社は、材料試験と性能耐久試験を製品ラインナップに持つ総合試験機メーカーとして、素材レベルの強度から製品として要求される性能や品質を確保することに貢献し続けています。
さらに、最近では各種試験においてシミュレーションや解析ソフトウェアとの連携が求められており、正確な結果を短時間で得ることが市場のニーズとなっています。そのため、将来を見据えた最適なテストソリューションを提案するために、事業提携にも積極的に取り組み、未来のテストソリューションの実現に向けて、さらなる取り組みを続けてまいります。
代表取締役社長 上野 正男
Philosophy
経営理念
1.多様化・先進
私たちは多様なお客様のニーズに応えるため、先端的な総合試験機メーカーとしての役割を果たすことに力を注ぎます。
これによって、未来につながるソリューションを提供し続けます。
2.責任・義務
私たちは産業のマザーツールとしての立場を重んじ、お客様との共生を大切にします。
メーカーとして常に責任を持ち、お客様の信頼に応えるために努力し続けます。
3.調和・共生
私たちは社員、地域、社会との調和を追求し、良き企業市民であり続けることを心がけます。
社会的な責任を果たし、地域や社会との共生を築くことで、持続可能な発展を実現していきます。